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レビュー評価 ★★★★★
※個人的な見解、好みが反映された評価点です。
気密断熱性の良い家に住み替えたため気温、湿度を定期的に測定したいと思ったため「NETATMO ウェザーステーション」を購入したのでレビューしたいと思います。
長くなったので分けて掲載します。今回はレビュー編です。
購入したのは↓です。
Netatmo ウェザーステーションは、屋内外用2つのモジュールで気温や湿度、CO2濃度などから屋内外の空気質を評価して日々の健康管理に役立てることができるアプリケーション連動型ウェザーステーションです。
観測データには、iPhoneやスマートフォンのアプリのほか、PCのブラウザからも簡単にアクセスできます。
2014年度グッドデザイン賞、他にも3つの賞を受賞したフランスのスタイリッシュなデザイン追加モジュールにより拡張が可能。
amazon 商品説明 HPより
以前に書きました開封編は↓です。
セットアップ編は↓です。
使用レビュー
「Netatmo ウェザーステーション」を使用したレビューを書いていきます。
まずウェザーステーションで測定できるものは
屋内モジュール:温度、湿度、二酸化炭素濃度、騒音、気圧
屋外モジュール:温度、湿度
です。
測定結果についてはスマートフォンのアプリで下のような画面で確認できます。
またパソコン上でもNETATMOのサイトにログインすることで下のような画面で確認できます。
画面を開いた時の測定結果だけではなく、過去の測定結果もグラフで確認できます。1日の温度変化や屋外との温湿度の差も確認できます。
スマートフォンのアプリで確認することができるので家にいなくても自宅の環境を確認ができます。
私がこの測定結果を使って活用している事例を挙げてみます。
二酸化炭素濃度
二酸化炭素濃度の測定結果から部屋の空気汚染度を確認し、換気の目安とすることができます。
アプリの設定では一定以上の濃度を超えたときに通知をすることができます。デフォルトでは1000ppm、2000ppmで通知が来るようになっています。
二酸化炭素濃度が高くなると人体へ影響が出てきます。
CO2濃度 | 人体への影響 |
~500ppm | 外気の二酸化炭素濃度 |
500~700ppm | 人体への影響の無い濃度 |
700~1000ppm | 不快感を感じ始める濃度 |
1000~2000ppm | 眠気を感じ判断や思考に影響が出る濃度 |
2000~3000ppm | 頭痛を感じ始める濃度 |
3000ppm~ | 頭痛、めまいなど長時間滞在すると健康被害が出る濃度 |
低気密住宅では漏気(家の隙間から漏れ出る空気)が多くあるため自然と換気されている面がありますが高気密住宅では計画的な換気を行わないと換気されずに空気が汚染されていってしまいます。
高気密住宅では24時間換気は連続運転することが必要であると言えます。換気計画が正しく行われているか確認するために二酸化炭素濃度を測定しています。
単純に二酸化炭素濃度が高くなった際は換気を行うという使い方もできると思います。
特にコロナウイルス対策として厚生労働省の感染症マニュアルにも換気の悪い密閉空間を無くすために「ビル管理法における空気環境の調整に関する基準」から二酸化炭素濃度について抜粋されています。1000ppm以下が基準となっています。
湿度測定
湿度の測定を屋内、屋外で測定できます。
湿度の重要性については以前の記事で書いてあります。よかったら見てみてください。
記事では絶対湿度の測定について書いてありますが、Netatmoでは相対湿度の測定になります。相対湿度を絶対湿度に変換して考えて管理しています。
夏、冬ともに屋内の相対湿度を40~60%をキープすると健康的に生活できます。キープするために測定結果を見ながら徐加湿を行います。
さらに屋外の湿度を確認することでこの後の家の湿度変化を予想することができます。屋外の湿度が屋内の湿度に比べて高ければ換気を行うことで湿度が高くなると考えられます。
湿度のキープコントロールの目安になります。また換気方式が第1種喚起か第3種喚起かでコントロールも変わってきます。
我が家は第1種喚起ですので換気で屋外の温湿度の影響は小さくなります。屋内と屋外を測定結果をグラフで定期的に確認することでコントロールできるようにしています。
他にも屋内の温度を一定に24時間管理するためにグラフで1日の温度の推移を確認しています。家の環境を良好な状態に保つのに非常に便利です。
今後も良い活用方法などが書いていきたいと思います。
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