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こんにちはヤママメです。
マクドナルドから「平成バーガー」が発売されました。
テレビCMでは浜崎あゆみさんの「Boys&Girls」が流れてノースリーブにチェック柄の厚底ロングブーツの「アムラー系平成ギャル」が「チョベリグ」。
平成がぎゅっと詰め込まれたCMになっていました。
ただこの平成バーガーの価格が440円〜となっており、種類は違えど2000年には62円で売っていたことを考えると高いなあと思ってしまう、アラフォーヤママメです。
家にいても夏は暑く、冬は寒い。
快適にしようにもエネルギー費高騰により冷暖房費がかかってしまう。
そんな悩みを解決する方法として私ヤママメは内窓を設置しました。
家の熱の多くは窓から出入りしており、家の断熱を高めるのに内窓の設置が効果的です。
この内窓の設置に多額の補助金が出る「先進的窓リノベ事業」が行われています。
実際に補助金を利用して内窓を設置した状況と感想を書いていますので、同じような悩みがある方や内窓設置を検討している方など参考にしてください。
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実際に相談があり購入された方の記事は↓になります。
内窓設置リフォームについて
家の熱の出入りの多くは窓から
窓からは熱の出入りが非常に大きい、家の温熱の弱点となっています。
開口部からの熱の流出入割合は冬は58%、夏は73%と言われています。
一方で電気・ガスなどエネルギーコストが高騰しています。
窓の断熱性が低いと室内の気温を快適にするには多くのエネルギーを使用してしまい、冷暖房費がかかってしまいます。
断熱性を高めた省エネ住宅では年間の光熱費を抑えることができます。
また、低性能な窓は結露の発生原因となってしまいます。
内窓とは 設置方法や効果について
内窓の設置方法
これから新築する方は高性能な窓を設置するという選択肢がありますが、すでに家を建てられている方や賃貸にお住みの方で低性能な窓が設置されている場合の性能向上リフォームとして「内窓設置」があります。
設置工事は既存の窓の内側に内窓の窓枠を取り付けて、窓を取り付けるだけなので簡単にできます。
マンションでも設置することができ、賃貸でも賃貸オーナーの許可が出れば設置することができます。
内窓の効果
既存の窓の内側から新たに窓を設置して「外窓+内窓」の二重にすることで窓の性能を高めます。
断熱効果
冬の日でも窓から入ってくる冷気を減らせるため、室温が下がるのを防いで冷暖房費用の削減になります。
結露軽減
外窓と内窓の間に空気層ができることで、外気の冷気と室内の暖気が隔てられて結露発生を抑えます。
結露が発生するとダニやカビが発生し、アレルギーの原因になります。
防音・遮音効果
外窓と内窓の間の空気層が音を遮ることで、外の騒音が室内に入りにくくなり、室内の音も外に漏れにくくなります。
先進的窓リノベ事業について
2023年先進的窓リノベ事業概要
家の断熱に大きく影響する窓のリフォームに補助金が出ています↓
窓の断熱リフォームは3種類
・ガラス交換
・内窓設置
・外窓交換(カバー工法、はつり工法)
この中で注目が内窓設置で、設置の手間がかからない割に補助金が高く設置されています。
補助金額は↓です。
この補助金は高く、窓のサイズと種類によっては設置費用と補助金がほぼ同じになり、費用がほとんどかからずに設置できます。
ただし、税抜きの工事費用が補助金額を上回ってしまうと補助金がおりません。
詳しい補助金の交付条件等は↓
現在(2023年12月時点)の予算進捗
2023年12月9日時点での予算に対する補助金申請額の進捗は戸建て住宅85%、集合住宅95%です。
開始当初は夏には予算が無くなると言われていましたが予算の到達はなさそうです。
内窓供給メーカーの生産能力限界がありますので注文があっても供給できないからだと言われています。
現在2023年12月9日以降の注文では2023年の補助金を受けるのは難しいかなと思われます。
2024年先進的窓リノベ事業概要
2023年12月7日に住宅省エネ2024キャンペーンにおける先進的窓リノベ2024事業の詳細について公表されました↓
一戸当たりの上限補助額は同じ200万円/戸で概ね内容は同じですが内窓設置補助額が変わっています。
先進的窓リノベ事業の補助金額は2023年に比べて
SSグレードで約10%減、Sグレードで約20%減、Aグレードで約25%減
となっています。
2023年より減りますが依然として高い補助金額となりますのでまだ内窓設置していない人はご検討を。
我が家の先進的窓リノベ事業の補助金を利用して内窓設置
築10年中古の一条工務店のi-smartの我が家に先進的窓リノベ事業の補助金を利用して内窓設置しました。
設置内窓数は17窓で我が家の窓の約9割に「LIXILのインプラス」の窓の性能区分S(ガス無し)を設置しました↓
LIXIL | 窓まわり | インプラス/インプラス for Renovation/インプラス浴室仕様
設置費用
設置費用は↓のようになりました。
内窓インプラス+設置工事費用 1,144,193円
補助金 765,000円
持ち出し金額 379,193円
内窓17窓分の設置工事ですので工事費用が100万円を超えました。
しかし、「LIXILのインプラス」の窓の性能区分S(ガス無し)設置により補助金で70%弱が賄われたことで持ち出し金額37.9万円となりました。
補助割合が70%弱ある補助金制度はすごいですよね。
しかもうちの窓サイズは補助金割合が悪い窓も多かったため70%弱程度ですが、補助金割合の良い窓サイズを選んで施工すればより高い割合で補助金が出ます。
逆ザヤで施工費用よりも補助金の方が高くなる場合もありますが、施工費用の方が安いと補助金が出ませんので調整が必要になります。
施工にかかった期間
17窓の設置にかかった時間は1.5日です。
初日は2人で1日作業し、2日目は1人で半日作業されました。
17窓もありましたが1.5日程度ですみ、住みながら施工できますので非常に楽です。
我が家の内窓設置位置
我が家の一条工務店のi-smartは築10年のため窓はLow-Eペア樹脂サッシにハニカムシェードがついています。
この外窓のLow-Eペア樹脂サッシとハニカムシェードの間に内窓を設置します。
外窓+内窓+ハニカムシェードの三重断熱です。
開き窓の内窓設置であれば↓のようになります。
引き違い窓であれば↓のようになります。
この狭い間に入るか心配でしたがLIXILのインプラスであれば開き窓とFIX窓は55mm、引き違い窓は70mmあれば入ります↓
施工業者の方に測定してもらったところ入る奥行がありました。
一条工務店の家は2×6でかつ付加断熱されており外壁が厚いため、窓枠の奥行がありました。
トリプル樹脂サッシで無くペア樹脂サッシであったため、外窓の厚みが薄いのも入る要因になっています。
奥行が足りない際は「ふかし枠」を取り付けて窓枠の奥行を延長します↓
施工状況と内窓設置後の状態
内窓の設置工事の前に内窓の窓枠のみが搬入されました。
この窓枠を現状ついている外窓の内窓につけていきます。
そののちにガラスのついた障子部ををはめていきます。
搬入されてきた障子↓
引き違い外窓+FIX内窓+ハニカムシェード
※内窓設置前後で違う窓を撮影しているものがあります。
引き違いの外窓とハニカムシェードの状態↓
そこにFIXの内窓枠を設置すると
このように外窓の引き違いの枠に並んで内窓の枠が設置されます。
ここに障子を入れると
思ったより違和感がありませんが、FIX窓越しに引き違いの外窓が見えます。
ハニカムシェードを閉めると↓になります。
開き外窓+FIX内窓+ハニカムシェード(ロール網戸有り)
開き外窓にロール網戸、ハニカムシェードの状態↓
FIX内窓の枠を取り付けると↓
ここに障子を入れると
開き外窓のハンドルも干渉せずに設置できました。
引き違い外窓+引き違い内窓+ハニカムシェード
引き違い外窓とハニカムシェードの状態↓
そこに引き違い内窓の枠を取り付けると↓
引き違い内窓の障子が入ると↓
引き違いのロックが2重になります。
ロックが干渉しない位置に内窓を設置する必要があります。
開き外窓+ハニカムシェード+開き内窓(バルコニーへの扉窓)
バルコニーへ出る開き外窓とハニカムシェードの状態↓
この窓は外窓とハニカムシェードの間に内窓を入れることができなくて、ハニカムシェードが外窓と内窓の間に入っています↓
外窓のハンドルがハニカムシェードに干渉しないで、内窓を設置できました。
浴室 開き外窓+FIX内窓(ロール網戸有り)
LIXILのインプラスは浴室用もあり、設置しました。
浴室の開き窓とロール網戸の状態↓
FIXの内窓を入れて↓
FIXの内窓を設置しましたので、浴室の窓は開けられなくなりました。
浴室の窓開けたこと無かったのでFIX内窓を選択しています。
内窓設置の効果について
防音・遮音性
内窓設置してすぐにわかるのが防音・遮音性。
外から入ってくる音が大きく減り、家の中が静かになります。
設置した当初は静かすぎて違和感があるレベルでわかります。
私の家はすぐ近くに線路があり、電車の音が聞こえるのですが内窓を設置してかなり軽減されました。
検証した音声が↓になります。
窓開いている→外窓閉める→内窓閉める
防音・遮音性を目的に内窓を設置するのは効果的です。
断熱性
夏の効果
設置したのが4月という中間期なのもあり、すぐに断熱性は実感しにくかったです。
夏を迎えて断熱性の違いを体感できるようになってきました。
夏の電気代実績
内窓を設置して初めての夏。
2023年の8月分(7月実績 7月6日~8月3日)の電気代実績は↓
2022年7月 12,526円 368kWh → 2023年7月 6,886円 214kWh
昨年の約半分の電気代になりました。
内窓設置の影響だけでは無いですがここまで電気代が安くなるとは驚きです。
夏のリビングの室温比較
我が家の夏は2階の14畳用のエアコン1台で全館冷房を行っています。
昨年は1階のリビングが日中に暖まり、エアコンの冷気が間に合わず29℃を超えてきていました。
暑くなってしまうためたまらず1階リビングに設置している6畳用のサブエアコンを稼働して暑さをしのいでいました。
しかし、今年は外気温が昨年と同じくらいまで上がっても室温の上昇が抑えられています。
室温が上がらないため1階のエアコンを稼働しなくてすむようになりました。
内窓により室外からの熱の入りを抑え、室内の冷気が逃げるのを抑えています。
初夏の外窓と内窓と部屋の温度比較
SwitchBotの温湿度計を
・外窓と内窓の間
・内窓とハニカムシェードの間
・部屋の中(ハニカムシェードの部屋側)
の3か所に設置して検証しています。
外気 35.7℃ 59% 24.22g/㎥
外窓と内窓の間 35.1℃ 45% 17.91g/㎥
内窓とハニカムシェードの間 29.3℃ 56% 16.37g/㎥
部屋 26.5℃ 59% 14.79g/㎥
外窓と内窓との温度差が約6℃
外窓と部屋との温度差が約9℃
この結果を見ると内窓設置により窓近くでは6℃ほど下げられています。
外窓が暑くなっていますが内窓と温度差があり、部屋とはさらに温度差があります。
夏の日差しのあたる南側掃き出し窓のサーモグラフィー
夏の日差しのあたる南側掃き出し窓をFLIRでサーモグラフィー撮影しました↓
外窓のみと外窓+内窓では約5~6℃程度差が見られました。
窓を触っても内窓があるとそれほど熱くなっていないのがわかります。
南面ですがLIXILのスタイルシェードで日射遮蔽しているのでこのくらいの温度ですんでいます。
直射日光が当たっていればもっと温度は上昇します。
夏の日差しを直接家に入れない日射遮蔽も非常に大切です。
LIXILのスタイルシェードを設置した記事は↓
android用↓
iPhone用は↓
冬の効果
冬の電気代実績
内窓を設置して初めての冬
まだ11月分だけですが効果を確認。
電気代:9,207円(267kWh)
(「12月分」は12月請求分という意味で、電気使用月は11月です)
11月13日から床暖房をつけました
昨年同月に比べて平均気温は低かったにも関わらず22.2%削減できました。
燃料調整単価が下落している影響もありますが電気代で
14,349円(2022年11月)→9,207円(2023年11月) 5,142円減
の効果が出ました。
冬の外窓と内窓と部屋の温度比較
夏ど同様にSwitchBotの温湿度計を
・外窓と内窓の間
・内窓とハニカムシェードの間
・部屋の中(ハニカムシェードの部屋側)
の3か所に設置して検証しています。
外気 9.6℃ 84%
外窓と内窓の間 12.3℃ 92%
内窓とハニカムシェードの間 18.4℃ 80%
部屋 22.5℃ 60%
外窓と内窓との温度差が約6℃
外窓と部屋との温度差が約10℃
夏同様に内窓と外窓の間で約6℃ほどの違いができています。
内窓による断熱効果が見られます。
冬の結露について
冬の結露対策で内窓の設置というものがあります。
我が家は内窓を設置しましたが結露は出ています。
我が家の現在の窓構成は
外窓+内窓+ハニカムシェード
となっています。
内窓とハニカムシェードは断熱効果はありますが湿度は通してしまっている模様。
外窓が温められにくくなる一方室内の湿度は外窓に到達するため結露しています。
内窓設置で結露がひどくなる人もいるので内窓設置する際は注意が必要です。
対処するには内窓の気密性を上げて湿度が外窓にいかないようにする必要があります。
結露対策を現在模索・検証中です。
冬の日射取得 内窓の影響
冬は太陽の熱を家の中に取り入れて温める「日射取得」が有効です。
しかし、内窓を入れると日射取得量が減ります。
特に我が家も入れたLow-eガラスですと取得量の減りが大きいです。
我が家の内窓は南側は色がクリアの日射取得型にしていますがそれでも取得量が減りがけっこうあります。
検証をしてみました。
内窓の有り無しで室内側から窓越しに日射の温度を測ってみました。
内窓開 23.0℃前後
内窓閉 30.0℃前後
約7℃ほどの違いが見られます。
窓の前にいても内窓が無いと熱がジリジリと伝わるのがわかります。
開き内窓などは冬の日中は内窓を開けておくと日射取得がアップします。
今日は以上になります。
高気密・高断熱の家は世界的に見ても当然の性能であり、高気密・高断熱の家に全ての人が住めるようにならないといけないと思います。
しかし、現在の日本では一般的な収入の人では高気密・高断熱の家を建てることが非常に難しいです。
将来的には全ての人が住めるようになって欲しいです。
現在の日本で庶民が高気密・高断熱の家を購入する1つの方法が
中古で購入する
です。
中古で一条工務店のi-smart(アイスマート)を購入しした記事は↓です。
高気密・高断熱の家の購入や住まい方について勉強をしているときに参考になったおすすめの本があります。
↓のものになるので興味がある人は読んでみてください。家の考えが大きく変わりました。
各部屋の温湿度管理便利なのが「SwitchBot 温湿度計」です。
温湿度が測定できアプリ上で測定結果を確認できます。
「SwitchBot Hub Mini」と連携すると「温度が27℃を超えたらエアコンを起動」などの自動設定をすることもできます。
私の家では気温、湿度の測定を↓のものを使っています。
今までの記事でもよくグラフをのせて使っています。おすすめです。
NETATMO(ネタトモ) ウェザーステーションを使った記事は↓です。
高気密・高断熱の家では湿度管理が気になります。安価で絶対湿度が計れるのが↓の「みはりん坊ダブル」です。私も使っています。おすすめです。
みはりん坊ダブルを使った記事は↓です。
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私ヤママメの家のエアコンの設置業者を探す際にくらしのマーケットで探しました。
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快適暮らしのつくり方|とり | 快適暮らしのつくり方@一条工務店 (tori-ismart.net)
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コメント
コメント失礼致します。
同じように一条工務店で内窓検討しているのですが、掃き出し窓での施工は床にビスを打って問題なかったですか?
床暖房の配管が心配で。。
コメントありがとうございます。
掃き出し窓がある床の端までは床暖房の配管が届いていないと思われます。
ただ、床にビスは不安なので両面テープのようなもので固定してもらいました。
掃き出し窓は大きいので強度の不安はありましたが今のところは大丈夫です。
内窓設置する際は施工業者に床暖房の配管が床にあることを説明して、ビスを打たないように打ち合わせするのをおすすめします。