住宅購入にあたって大半の人は住宅ローンを利用します。住宅ローンの借り先として現在(2020年10月時点)ではネットバンキングが金利が非常に低いため人気があります。ネットバンキングの住宅ローンについて実際にローン審査を行った経験から説明したいと思います。
ネットバンキングの住宅ローンについて一言で言うと
金利は低いが審査(本審査)は厳しい
です。
具体的に説明していきます。まずネットバンキングのメリット・デメリットです。
メリット
①ローン金利が低い。
②ネット上で手続きが終わり、来店の必要がない。
③事前審査が短期間で終わる。
デメリット
①ローン審査(本審査)が厳しい。
②事前申請が甘い。
③本審査が通るのに非常に時間がかかる。
具体的に説明していきます。
メリット①については住宅ローン金利ランキングで上位を争っているのはネットバンキングです。現在(2020年10月)時点で変動金利で0.4%を切る金利となっています。これがネットバンキングの最大のメリットだと言えます。
メリット②はネットバンキングでは実店舗での手続きが不要です。仕事で休みが取れないなど時間に都合のつけられない人にメリットだと言えます。
メリット③の仮審査は実際にやってみたところ最短では1時間以内で出るところもあり、かかっても翌日くらいです。属性や借入金額等や時期などで左右されるかもしれません。
次にデメリットですがこれが重要です。
デメリット①、②ですが事前審査は通りやすいです。借入の条件から外れていなければ多くの場合通ります。しかし、本審査は非常に厳しく事前審査に通っていても落ちます。他の金融機関で通る条件でも落ちます。もしくは通っても表示金利の+0.○○%など上乗せになります。
通常の金融機関では事前審査が通ればほぼ本審査も通りますので事前審査が通れば住宅購入を進めていくことになると思います。しかし、ネットバンキングでは事前審査が通っても本審査は通らないということ起こります。
ネットバンキングのみの事前審査が通ったことで住宅購入の話をすすめるといざ本審査で落ちてしまい、そこから他の金融機関へ事前審査を通し始めると非常に遅れをとってしまいます。
最悪の場合は金融機関の事前審査を落ちてしまい、住宅購入を断念しないといけないという事態になってしましますので注意が必要です。
デメリット③ですが住宅購入のスケジュールがタイトな場合では他の金融機関に比べて本審査期間が非常に長いため間に合わない場合が出てきてしまいます。特に中古住宅などではタイトなスケジュールとなり、遅れをとると最悪の場合目当ての物件を他の人に購入されてしまうという事態になってしまう恐れがあります。
ネットバンキングは金利が非常に低いため魅力的ですが、他の金融機関との違いを理解して利用するようにしましょう。
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